碁盤塗り加工 26千遍

 

砥粉となたね油を混ぜた物を布に付けて磨きます。写真は上面が未施行で側面が作業を終えた状態です。

名前の由来からも千遍も擦ることから来たらしい、同じ工程だと思うのですが、30年位前に京都だったと思いますが研修旅行に行った時、人の髪の毛を纏めた物で水砥粉を付けて職人さんが一生懸命磨いていたのが記憶に残っています。津軽の場合は砥粉となたね油を混ぜた物で同様の工程をしますが髪の毛を纏めた物は使いません同じ炭研ぎした砥ぎ跡をより細かい目にするための工程だと思います。これが意外と大切なのです。いまはバフやポリッシャーなどを使って労力軽減していますが、届かない隅やムラ直し等は手作業で今もしております。